CodexをAPIキーで使う方法|従量課金の設定と料金目安
先に結論: CodexはOpenAI PlatformでAPIキーを発行し、OPENAI_API_KEY環境変数を設定して
codex login --with-api-keyで認証すれば従量課金で使えます。料金はgpt-5.3-codexが入力$1.75・出力$14.00(100万トークンあたり)です。
Codexは通常ChatGPTアカウントでサインインして使いますが、OpenAI PlatformでAPIキーを発行し従量課金(Pay-as-you-go)で使うことも可能です。
この記事では、ChatGPTサブスクとAPIキー利用の違い、APIキーの発行・設定手順、料金の目安、コスト管理の方法を2026年8月時点の公式情報にもとづいて解説します。
API従量課金は使った分だけ支払う仕組みで、CI/CDなど自動実行のワークフローに組み込みやすいのが特徴です。
この記事の要点
- CodexはChatGPTサブスクのほか、OpenAI Platformで発行するAPIキーによる従量課金でも利用できます。
- APIキーは
OPENAI_API_KEY環境変数に設定し、codex login --with-api-keyで認証します。- 2026年8月時点の料金目安は、gpt-5.3-codexが入力$1.75・出力$14.00、軽量なGPT-5.6 Lunaが入力$0.20・出力$1.20(いずれも100万トークンあたり)です。
- CI/CDなどプログラマティックなワークフローには、APIキー認証の利用が公式に推奨されています。
- Usage limits(支出上限)を設定すると、設定金額に達した時点でAPIリクエストが自動的に止まります。
前提・動作環境
この記事は、Codex CLIがインストール済みでcodexコマンドを実行できる状態を前提にしています。インストールがまだの方は「Codexのインストール手順」を先にご確認ください。
基本的な使い方を知りたい場合は「Codexの使い方完全ガイド」もあわせて参照してください。対象OSはWindows・macOS・Linux共通の手順で、追加でOpenAIアカウント(Platform用)があれば十分です。
ChatGPTサブスクとAPIキー従量課金、どちらを選ぶべきか
Codexの利用方法は大きく2種類です。ひとつはChatGPT Plus・Pro・Businessなどのサブスクリプションにサインインする方法で、プランごとに含まれる利用枠の範囲内で使えます。
もうひとつはOpenAI Platformで発行するAPIキーによる従量課金で、実際に使ったトークン数に応じて請求されます。
日常的にコーディングで使うだけなら、含まれる利用枠があるChatGPTサブスクの方がコスト効率がよいことがほとんどです。プラン別の料金比較は「Codex料金まとめ」で解説しています。
一方、使用量をチームやプロジェクトごとに分けて管理したい場合や、CI/CDジョブからCodexを自動実行したい場合はAPIキー認証が適しています。公式ドキュメントでも「プログラマティックなワークフロー(CI/CDジョブなど)にはAPIキー認証を使う」ことが推奨されています。
OpenAI PlatformでAPIキーを発行する
APIキーはOpenAI Platformのダッシュボードから発行します。
- OpenAIアカウントでログイン(未作成なら新規登録)
- 組織の支払い方法を登録し、必要に応じてクレジットを追加する
- 左メニューの「API keys」から新規キーを作成する
- キー名を設定し、発行されたキー(
sk-で始まる文字列)を控える
発行直後にしか全文が表示されないため、その場でパスワードマネージャーなどに保存してください。組織内でメンバーを招待する場合は、権限(ロール)ごとに発行できるキーの範囲が異なるため、用途に応じて使い分けましょう。
CodexでAPIキーを設定する方法
APIキーを取得したら、OPENAI_API_KEY環境変数として設定し、codex loginにパイプで渡して認証します。
macOS/Linux(bashやzsh)の場合:
export OPENAI_API_KEY="sk-xxxxxxxxxxxxxxxx"
printenv OPENAI_API_KEY | codex login --with-api-key
Windows(PowerShell)の場合:
$env:OPENAI_API_KEY="sk-xxxxxxxxxxxxxxxx"
codex login --with-api-key
Successfully logged in with API key
この方法でログインすると、以後はChatGPTサインインではなくAPIキー経由でリクエストが送られ、利用料は組織のOpenAI Platformアカウントに標準のAPI料金で請求されます。
CI/CD環境ではブラウザ認証ができないため、シークレット登録したOPENAI_API_KEYを渡す形が基本です。ChatGPTサインインに戻す場合は、codex loginをブラウザ認証フローで実行し直してください。
ChatGPTサインインではワークスペースの権限管理(RBAC)やEnterpriseの保持ルールが適用されますが、APIキー認証では組織のAPI側の設定に従う点も異なります。クラウド機能などChatGPTワークスペースに依存する一部機能は、APIキー認証では制限される場合があります。
料金の目安とコスト管理
料金は使用するモデルとトークン数(入力・出力)によって決まります。2026年8月時点の主なモデルの目安は次のとおりです。
| モデル | 入力 $/100万トークン | 出力 $/100万トークン |
|---|---|---|
| gpt-5.3-codex | $1.75 | $14.00 |
| GPT-5.6 Terra | $2.00 | $12.00 |
| GPT-5.6 Luna | $0.20 | $1.20 |
GPT-5.6 TerraとLunaは2026年7月30日に値下げされた後の水準です。コードに特化したgpt-5.3-codexを基本に、軽いタスクは安価なLunaへ切り替えるとコストを抑えられます。
1セッションのコストはタスク規模で変わりますが、目安として小規模な修正1回なら数万トークン程度(数十円前後)、複数ファイルにまたがる大きめのリファクタリングなら数十万トークンで数百円規模になることもあります。
料金は改定されやすいため、契約前に公式サイトの料金ページで最新情報を確認してください。
コストを管理するには、Platformの使用量ダッシュボード(Usage)でモデル別・日別の消費量を確認できます。あわせて組織設定の支出上限(Usage limits)を設定しておくと、設定した金額に達した時点でAPIリクエストが自動的に止まるため、想定外の高額請求を防げます。
まずは少額から試し、消費量を見ながら調整しましょう。
つまずきポイント・よくあるエラー
- 設定してもChatGPTサインインのままになる:
codex login --with-api-keyを実行せず環境変数を設定しただけでは切り替わりません。ログインコマンドを実行したか確認してください。 invalid api keyエラー:キーの前後に余分な空白や改行がないか確認します。Platformでの再発行が確実です。- 意図せずAPIキー認証に切り替わってしまう:環境変数に古いキーが残っていると、意図せずAPIキー経由の課金対象になることがあります。使わないときは削除しておきましょう。
- キーをリポジトリに誤ってコミットしてしまった:
.envなどに書く場合は必ず.gitignoreに追加し、誤ってコミットしたらPlatformで速やかに失効・再発行してください。push済み履歴から削除しても残るため、失効が最優先です。
よくある質問
ChatGPTサインインとAPIキーを両方設定した場合、どちらが使われますか?
codex login --with-api-keyでAPIキー認証を完了させると、以後はAPIキー経由の課金になります。ChatGPTサインインに戻すには、codex loginをブラウザ認証で実行し直してください。
APIキーでの利用にChatGPTプランのような使用量制限はありますか?
サブスクに含まれる利用枠のような仕組みはなく、Platformで設定するレート制限とUsage limits(支出上限)の範囲内で利用できます。
CI/CDからCodexを使う場合もAPIキーが必要ですか?
CI環境ではブラウザでのChatGPTサインインができないため、OPENAI_API_KEYをシークレットとして登録し、codex login --with-api-key経由で渡すのが基本です。信頼できる実行環境かどうかも事前に確認しましょう。
まとめ
CodexはChatGPTサブスクのほか、OpenAI Platformで発行するAPIキーによる従量課金でも利用できます。APIキーを発行しcodex login --with-api-keyで認証すればAPIキー経由の課金に切り替わり、使った分だけ支払う形になります。
料金はモデルとトークン数で変動するため、Usage limitsの設定と使用量ダッシュボードのチェックを習慣にしましょう。
プラン比較は「Codex料金まとめ」、基本操作は「Codexの使い方完全ガイド」、導入手順は「Codexのインストール手順」もあわせてご確認ください。