Codexチートシート|コマンド・操作の早見表
Codexを使っていると「あのコマンド何だっけ」と手が止まる瞬間があります。この記事は、起動コマンドからスラッシュコマンド、承認モード、設定ファイルの場所、MCP関連コマンド、依頼フレーズまでを1ページの表にまとめたチートシートです。詳しい解説は各表の下から個別記事にリンクしているので、ブックマークして必要なときに参照してください。
起動・基本コマンド早見表
ターミナルでcodexの後ろに付けて、起動方法を制御するコマンド・オプションです。
| コマンド/オプション | 意味 |
|---|---|
codex | 対話型のTUIセッションを開始する |
codex "指示" | 起動と同時に最初のプロンプトを渡す |
codex exec "指示" | 対話モードに入らず一問一答で完結させて終了する |
codex resume | 過去のセッションを選んで再開する |
--model <モデル名> | 起動時に使用するモデルを指定する |
-c key=value | config.tomlの設定項目をその場で上書きする |
codex --version | インストール済みのバージョンを表示する |
npm install -g @openai/codex | 本体を最新バージョンに更新する(npm導入時) |
codex mcp | MCPサーバーの追加・確認・削除を行う |
codex execはCIやスクリプトからの呼び出しなどバッチ処理的な使い方に向いています。起動方法や承認モードとの組み合わせ方の詳細は「Codex CLIの使い方」で解説しています。
対話中のスラッシュコマンド早見表
メッセージの先頭で/から入力し、会話中の挙動を切り替えるコマンドです。
| コマンド | 意味 |
|---|---|
/init | プロジェクトを解析してAGENTS.mdのたたき台を生成する |
/status | 現在のモデル・承認モード・使用状況を表示する |
/model | 使用するモデルと推論の深さを切り替える |
/permissions | 承認モード(実行権限の範囲)を選択・変更する |
/review | これまでの変更差分をレビューする |
/diff | 現在の変更差分を確認する |
/compact | 会話を要約してコンテキストを圧縮する |
/mcp | 接続中のMCPサーバーとツールを確認する |
/new(/clear) | 会話をクリアして新しいセッションを開始する |
/quit(/exit) | セッションを終了する |
新しいリポジトリではまず/initでAGENTS.mdを整備し、詰まったら/statusで確認する流れが基本です。
承認モード・サンドボックスの切り替え早見表
ファイルの編集やコマンド実行をどこまで自動で行うかを管理する仕組みです。
| モード | 挙動 |
|---|---|
| 読み取り専用 | 閲覧・提案のみ。編集や実行の前に必ず確認を求める |
| 自動編集 | ワークスペース内の編集は自動、外部影響のあるコマンドは確認を求める |
| フルアクセス | 編集・実行をほぼ確認なしで進める。サンドボックス外への操作も含む |
/permissions | セッション中に上記モードをその場で切り替える |
フルアクセスは信頼できるタスクや使い捨て環境に限定するのが安全です。初めて触るリポジトリは読み取り専用から始めましょう。
設定ファイルの場所早見表
config.tomlは動作そのものを制御し、AGENTS.mdはCodexに読ませる指示・前提知識という役割の違いがあります。
| ファイル | 主な配置場所 | 用途 |
|---|---|---|
config.toml(グローバル) | ~/.codex/config.toml | 全プロジェクト共通の既定値(モデル・承認モードなど) |
config.toml(プロジェクト) | .codex/config.toml | 信頼済みプロジェクトごとの設定上書き |
AGENTS.md(グローバル) | ~/.codex/AGENTS.md | 全プロジェクト共通の個人的な指示 |
AGENTS.md(プロジェクト) | リポジトリルート〜作業ディレクトリの各階層 | チームで共有する規約・前提知識(git管理) |
AGENTS.override.md | 各階層に配置可能 | 同階層のAGENTS.mdより優先される個人用の上書き |
CODEX_HOME | 環境変数 | ~/.codexのパス自体を変更する |
AGENTS.mdは作業ディレクトリに近いファイルほど優先度が高くなります。config.tomlの主要項目は「config.tomlの設定方法」で解説しています。
MCP関連コマンド早見表
外部ツールをCodexに接続するMCP(Model Context Protocol)を管理するコマンドです。
| コマンド | 意味 |
|---|---|
codex mcp add <名前> -- <コマンド> | stdio型のMCPサーバーを登録する |
codex mcp add <名前> --url <URL> | HTTP型のMCPサーバーを登録する |
codex mcp list | 登録済みMCPサーバーの一覧を確認する |
codex mcp get <名前> | 特定のMCPサーバーの設定内容を確認する |
codex mcp remove <名前> | MCPサーバーの登録を解除する |
/mcp | セッション中に接続状況とツール一覧を確認する |
[mcp_servers](config.toml) | MCPサーバー設定が保存されるセクション |
codex mcp addで登録するとconfig.tomlの[mcp_servers]セクションに書き込まれるため、基本的にはコマンド経由で登録し直接ファイルを編集しないほうが安全です。
よく使う依頼フレーズ例
コマンドを覚えなくても、自然言語の依頼だけで動く場面も多くあります。
| 依頼フレーズ例 | 想定される動作 |
|---|---|
| 「READMEを読んでテスト実行手順をまとめて」 | リポジトリを調査し要点を要約する |
| 「このバグの原因を調査して、まだ直さないで」 | 読み取り専用モードのまま原因箇所を特定する |
| 「utils/date.tsに未カバーのテストを追加して実行して」 | テストコードの追加とテスト実行までを一括で行う |
| 「変更差分をレビューして問題点を指摘して」 | /reviewや/diffと同様に差分を確認する |
| 「これまでの話を要約してコンテキストを圧縮して」 | /compactと同様に会話を要約する |
大きな変更は、いきなり実行させず「まず調査して計画を教えて」と一言添えると、意図しない変更を防ぎやすくなります。
つまずきポイント
- CLIコマンドとスラッシュコマンドを混同する: 起動時に付ける
--modelと、セッション内で入力する/modelは別物です。起動方法を決めるのがCLIコマンド、起動後の挙動を切り替えるのがスラッシュコマンドです。 - スラッシュコマンドが反応しない:
/はメッセージの先頭でのみ認識されます。文中に書いても発動しません。 - フルアクセスのまま放置してしまう: 一時的に切り替えた後、元に戻し忘れるケースがあります。作業後は
/statusで現在のモードを確認しましょう。 - AGENTS.mdを置いたのに反映されない: グローバルスコープは
~/.codex/AGENTS.mdのみが読まれ、プロジェクトスコープはリポジトリルートから作業ディレクトリまでの経路しか探索しません。 config.tomlを直接編集してMCP設定を壊してしまう: 構文を誤ると起動時にエラーになることがあります。追加・削除はcodex mcpコマンド経由が確実です。
まとめ
このチートシートでは、起動コマンド、スラッシュコマンド、承認モード、設定ファイルの場所、MCP関連コマンド、よく使う依頼フレーズをカテゴリ別の表にまとめました。細かい挙動や実行例は各表の下のリンク先で確認してください。実践的な依頼例までまとめて読み返したい方は「Codex CLIの使い方」、config.tomlを細かく設定したい方は「config.tomlの設定方法」、全体を体系的に押さえたい方は「Codexの使い方完全ガイド」からどうぞ。