GH-600とは?GitHub認定Agentic AI Developerの出題範囲と対策
先に結論: GH-600はAIエージェントの運用・監督・ガバナンスを問う新設のGitHub認定資格です。出題6ドメインのうち「ツール活用と環境連携」の配点が20〜25%と最大で、試験は120分・合格ライン700/1000点・英語のみで実施されます。
「GitHub Certified: Agentic AI Developer」(試験名: Exam GH-600)は、AIエージェントを本番のSDLCに統合・運用する力を認定する、GitHubの新しい資格です。
GitHub Copilotの日常操作(GitHub Copilotの使い方完全ガイドで解説)より一段深い、設計・監督・ガバナンスの知識が問われます。
この記事では2026年8月時点の公式study guideに基づき、出題6ドメインと配点、試験形式、当ブログ記事を使った学習リソースを整理します。
この記事の要点
- GH-600は2026年5月13日にベータ公開され、2026年7月に一般提供開始とされています(2026年8月時点)。
- 出題は6ドメインで構成され、最重点は「ツール活用と環境連携」で配点20〜25%です。
- 試験時間120分・合格ライン700/1000点・Pearson VUE経由の監督付き試験で、2026年8月時点では英語のみの提供です。
- 試験自体はMicrosoft(Microsoft Learn/Pearson VUE)が提供し、資格の管理はGitHubが行います。
- 2026年8月時点でdocs.github.comの認定一覧にGH-600はまだ掲載されておらず、日本語の対策記事も非常に少ない新設資格です。
GH-600とはどんな資格か
GH-600は、GitHub Copilot・MCPサーバー・custom instructions/agents/toolsを組み合わせ、本番運用レベルのSDLCの中でAIエージェントを操作・統合・監督・ガバナンスする人材を対象にした認定試験です。公式レベルは「Intermediate」です。
既存のGitHub認定はGH-900・GH-100・GH-200・GH-300・GH-500の5本で、GH-600はここに新しく加わったエージェント特化の資格です。
2026年8月時点でdocs.github.comの認定一覧にはまだ掲載されておらず、日本語の対策記事もほぼ空白です。試験自体はMicrosoft LearnとPearson VUE経由で提供され、合格後の資格管理はGitHubが行う役割分担です。
出題範囲(6ドメインと配点)
公式study guideでは、出題が次の6ドメインに分かれています。配点は目安の範囲で、「ツール活用と環境連携」が20〜25%で最も比重が大きいドメインです(詳細な比率は下図参照)。
| ドメイン | 配点 | 主な内容 |
|---|---|---|
| ① アーキテクチャ・SDLC準備 | 15〜20% | SDLC統合、planning/reasoning/action設計 |
| ② ツール活用と環境連携 | 20〜25% | ツール権限設計、MCPサーバー設定、自律PR作成 |
| ③ メモリ・状態・実行管理 | 10〜15% | 短期/長期メモリ、コンテキストドリフト検知 |
| ④ 評価・エラー分析・チューニング | 15〜20% | 成功基準の定義、ログ・トレース分析 |
| ⑤ マルチエージェント連携 | 15〜20% | オーケストレーション、競合検出 |
| ⑥ ガードレールと説明責任 | 10〜15% | リスク分類、最小権限、承認フロー |
②では、GitHubのリモートMCPサーバーの設定知識が問われます。設定手順は「GitHub Copilot MCPサーバーの設定方法」で解説しています。
試験形式と受験手順
試験時間は120分(非英語話者は30分延長申請可)、合格ラインは1000点満点中700点で、Pearson VUEの試験センターまたはオンライン監督付き受験で実施されます。2026年8月時点、英語のみで日本語での受験はできません。
受験料は国・地域により変動するとのみ案内され金額は明記されていません。二次情報で165ドル前後との情報もありますが断定はできず、実際の受験料は予約画面で確認してください。出題数も公式明記はなく二次情報で40〜60問程度との報告のみです。不合格時は24時間後に再受験可能です。
ドメイン別学習リソース
公式教材はMicrosoft Learnの無料モジュール3種類で、ドメイン①・⑤(設計系)と②・③(ツール・MCP実装系)にそれぞれ対応します。ほか有償コース「GH-600T00-A」や試験UI体験サンドボックス(https://ghcertdemo.starttest.com/)も公式提供されています。
公式教材に加え、当ブログの記事群もドメイン別の補助教材として使えます。
- ドメイン②(ツール活用・MCP): 「GitHub Copilot MCPサーバーの設定方法」でMCP設定を、「GitHub Copilot Coding Agentの使い方」で自律的なPR作成の流れを確認できます。
- ドメイン①(SDLC統合・指示設計): 「copilot-instructions.mdの書き方」でエージェントに守らせる規約の明文化を扱っています。
- ドメイン④・⑤(評価・マルチエージェント連携): 「Codex×Claude Code併用術」で複数エージェントのクロスレビューやタスク分担の実践パターンを紹介しています。
いずれも出題の前提になる「エージェントに何をどこまで任せるか」という設計判断を、操作感つきで理解する助けになります。
つまずきポイント
- 操作知識だけでは足りない: GH-300がCopilot機能の活用力を問うのに対し、GH-600は「開発者からアーキテクト寄り」と評価されており、暗記だけでは対応できません。
- 英語受験が前提: 日本語提供がないため、orchestration・guardrail・context driftなどの専門用語を英語で理解しておく必要があります。
- 配点の大きいドメインを狭く捉えない: ②の20〜25%はMCP設定やCI連携まで幅広く出題されます。
よくある質問
GH-600はGitHub Copilotの実務経験がなくても受験できますか?
公式に制限はありませんが、対象者像はCopilot・MCP・custom instructionsの実務経験を前提としています。GitHub Copilotの使い方完全ガイドで基本操作を経験してから学習を始めましょう。
GH-300とGH-600はどちらを先に取るべきですか?
GH-300はCopilotの機能活用、GH-600はアーキテクチャ設計・評価・ガバナンスを問う内容で対象領域が異なります。基本操作に不安があればGH-300を先に済ませましょう。
受験料や問題数はどこで確認できますか?
公式には「国・地域により変動する」とのみ案内され明記はありません。Pearson VUE経由の予約画面の表示が最新かつ正確です。
まとめ
GH-600は、AIエージェントの運用・監督・ガバナンスを問う新設のGitHub認定資格です。出題6ドメインのうち配点20〜25%の「ツール活用と環境連携」が最重点で、試験時間120分・合格ライン700/1000点・英語のみで実施されます。
公式Learnモジュールに加えて「GitHub Copilot MCPサーバーの設定方法」「GitHub Copilot Coding Agentの使い方」も学習の補助に、Copilot全体の使い方は「GitHub Copilotの使い方完全ガイド」もあわせてご覧ください。